接遇研修とコンサルティングの違い
「接遇研修の形式と種類」では、研修会社が主催して参加者を公募する公開型研修と講師がお店に伺って研修を行う講師派遣型研修の違いについてお話をしました。接遇研修会社の多くは研修とは別にコンサルティングというサービスを提供しています。 研修会社側は明確な違いを持ってサービスを提供しているのですが、研修を探している皆さんとしては違いが分かりづらいと思います。 |
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研修とコンサルティングの違い |
まず、お店に対する部分的な関わりなのか、全体的な関わりなのかという違いがあります。 研修は短期間の部分的な関わりだと言えます。 いずれにしても、お店(スタッフ)との関わりは決められた研修時間が中心で、研修で得たスキルや知識をスタッフたちが現場で実践してみて自分たちの力で継続していくという流れが一般的です。 契約期間は1カ月、3ヵ月など短い期間で設定をしている会社もありますが、接遇力向上の仕組みを作るという観点では、最低でも6カ月から1年のコンサルティング期間を想定している会社が多いです。 コンサルティングの場合はお店と関わる方法が多数あります。 研修というスタイルを用いることもあれば、ミーティングというスタイルを取ることもありますし、スタッフの個別面談やリーダー、トレーナーの育成という場面で関わることもあります。 |
研修とコンサルティングのメリット、懸念点 |
研修は限られた回数で行うことが多いので、お店の費用の負担が少ないことがメリットの一つです。 懸念点としては、研修で学んだことを実践し続けることをお店やスタッフにお任せすることになりますので、継続していくことが難しいという点が挙げられます。 ただし、講師(コンサルタント)がお店の接遇力向上というゴールまでの道筋を描いたうえで計画的に導いてくれるはずなので、長いスパンで教育を考えているお店や何度か研修を実施しても継続しなかったという経験をお持ちのお店にとっては試してみる価値があると思います。 |
まとめ |
長期的な視野で接遇力向上をとらえていたとしても、最初からコンサルティングを依頼するのは抵抗もありますよね。 |
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執筆者:接遇コンサルタント 磯貝和美 |
接遇研修とコンサルティングを通じて、お客さまとスタッフから選ばれるお店づくりのお手伝いをしています。私が持ち続けているのは「スタッフが笑顔で働けるお店を増やしたい」という想いです。人育てなくしてお客さま満足は達成できません。私の役割は接遇のスキルを伝えることだけではなく、接遇力向上に必要な考え方を伝え、お店全体に接遇が浸透する仕組みをつくることです。本気でお店の接遇力向上をお考えのオーナー、幹部を全力でサポートします。磯貝和美のプロフィール 『日常のなかで見つけた接遇力向上の秘訣、コンサルティング&研修の具体例などの記事を書いています!』 |
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