あなたのお店に適した研修は講師派遣型?それとも公開型?
「研修会社の種類と選び方」では研修会社の特徴について、「あなたのお店に合った接遇講師の選び方」では接遇講師を選ぶポイントについてお話をしてきました。 ここでは、研修会社を探すときに知っておくと便利なもう一つのテーマ、「接遇研修の形式」についてお伝えしていきます。 研修会社のホームページを見てみると、「公開セミナー、公開講座、オープンセミナー、講師派遣型研修、社員研修、コンサルティング etc」という様々な名称が並んでいます。 これらの名称の多くは研修会社のなかで使い分けている表現で、同じ意味を表す言葉もたくさんあるのですが、初めて目にした皆さんにとっては非常に分かりづらい部分だと思います。『セミナーと講座と研修はどう違うの?』 『研修とコンサルティングはなにが違うの?』 このような皆さんの疑問を解消すべく、研修会社が提供している名称(サービス)の違いについてお話していきます。 |
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研修会社によって異なるサービス名 |
コンサルティングについては「接遇研修とコンサルティングの違い」でご説明していますので、ここではコンサルティング以外の名称についてご説明していきます。 |
公開型研修と講師派遣型研修の違い |
公開型研修は文字通り、一般の方に向けて公開されていて自由に申し込みができる研修のことを指します。 会場は主催する会社の研修室やレンタル研修室を使用しますので、参加するスタッフは指定された会場で研修を受けることになります。 研修プログラムは一律なので、お店ごとのオリジナリティを持たせることはできませんが、他のお店のスタッフと関わることでコミュニケーション力を磨けたり、緊張感を持って研修に臨めるというメリットがあります。 ただし、最小遂行人数を設定している研修会社が多いため、申込者がその人数に満たなかった場合は開催を延期もしくは中止するという取り決めを行っているケースもありますので、この点も確認したうえで主催の会社を選ばれることをお勧めします。 ほとんどの場合は参加人数に限らず一律の料金ですが、各研修会社の規定人数(50~100名)を超えた人数での実施や複数日程での実施が必要になる場合などは費用が加算されることもあります。 |
まとめ |
<公開型研修のメリット>・他のお店のスタッフと関わることでコミュニケーション力が磨けたり、緊張感を持って臨める <公開型研修のデメリット> ・プログラムも研修内容も既に決まっているのでお店の現状や課題解決につながるとは限らない <講師派遣型研修のメリット> ・プログラムも研修内容もお店の現状に合わせたオリジナルの内容で実施ができる <講師派遣型研修のデメリット> ・人数に関わらず一律の料金なので、少人数の場合はコストが高くなることがある |
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執筆者:接遇コンサルタント 磯貝和美 |
接遇研修とコンサルティングを通じて、お客さまとスタッフから選ばれるお店づくりのお手伝いをしています。私が持ち続けているのは「スタッフが笑顔で働けるお店を増やしたい」という想いです。人育てなくしてお客さま満足は達成できません。私の役割は接遇のスキルを伝えることだけではなく、接遇力向上に必要な考え方を伝え、お店全体に接遇が浸透する仕組みをつくることです。本気でお店の接遇力向上をお考えのオーナー、幹部を全力でサポートします。磯貝和美のプロフィール 『日常のなかで見つけた接遇力向上の秘訣、コンサルティング&研修の具体例などの記事を書いています!』 |
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