2005年から出店を続けてきて、直営店が30店舗に到達しようとしたときに「教育の強化」が次の課題として浮かび上がりました。今までも社内研修、社外セミナーの受講などは積極的に行ってきましたが、お客様からご意見をいただくこともあり、李朝園としての「接遇力」を強めたいと思い始めました。いくつかの研修会社を検討しましたが、外食チェーン店での実績があること、ホームページの内容が分かりやすいことが決め手となり「話だけでも聞いてみよう」ということになりました。実際に会って話をしてみると、私たちの伝えた顕在ニーズだけではなく、潜在的なニーズまで引き出してくれたので「ここならお任せできる！」と思い、コンフォルトに依頼をすることに決めました。

今回は新規オープンの店舗のスタッフと既存店舗のスタッフに合同で開催してもらいました。まず、新店舗のスタッフに関しては、オープン初日から接客を安心して見ていることができました。研修のなかで実施したロールプレイングでイメージがつかめたようで、お客様へのあいさつやテーブルでの振る舞いなど、細かい動作が丁寧に行えていたと思います。既存店のスタッフは受講態度からして違いました。「店を変えたい」「自分たちがやらなければいけない」という強い気持ちが伝わってきて、スタッフたちがここまで考えていてくれたのだと感動しました。研修後の振り返りシートを見ていても、一人ひとりが深い気づきを得てくれたことが分かったので嬉しく思っています。

当社としては、外部の講師を招いての集合研修は初の試みでしたので、スタッフたちには出来るだけ多くのことを吸収してほしいと思っていました。ただ、6時間という限られた時間だったのでまずは「接遇の基礎の定着」を第一の目標としました。受講後のスタッフたちの様子を見ても、その目標は達成できたのではないかと思っています。実際に研修を担当する講師がヒアリングをしてくれて、すぐに企画提案を行ってくれたのでスピードを重視していた当社にとってはありがたかったです。私たちのニーズや李朝園の特色を研修に組み込んでもらえたのでコンフォルトにお願いしてよかったです。今回の研修を通して、やはり教育体系の強化が必要だと再認識しました。これからも出店するごとにパワーアップできるように、人材育成の仕組みづくりを手伝ってもらいたいと思います。