先日、某テレビ番組で「なるほどですね」を久々に聞きました
福岡の方にとって「~ですね」は丁寧表現。
「あのですね」「なるほどですね」とお使いになるようです
私がこの言葉を始めて聞いたのは12年ほど前。
前職で全国の講師が集まった合同勉強会の一場面でした
普段は各地でスタッフ研修を担当していた私たちですが
年に2回、資格試験の時期は東京に集まることになっていました
講師が各地の試験管として派遣されるので
1週間かけてロープレ採点基準の目線合わせを行うためです
ロープレのお客様役、スタッフ役を交代で担当しながら
残った講師が「採点→答え合わせ→目線合わせ」を繰り返します
各項目の採点基準はあるものの最初は全く合いません(笑)
その都度、自分と他の講師の目線をすり合わせながら微調整。
どの講師が採点しても同じ結果が出るように・・・大変でした
あるロープレ場面でスタッフ役を担当していたのは福岡の講師。
事あるごとに「なるほどですね」という言葉が聞こえてきました
関西出身の私は迷わず減点、他の講師もほぼ同じ意見ですが
福岡のメンバーだけが「なぜ減点??」という反応でした
福岡で生まれ育った講師にとって「なるほどですね」は丁寧語。
丁寧な表現が使えているのでOKという判断だったようです
私も含めた全員が「へぇ~」と納得しつつ
他のエリアで同じような方言敬語がないかを徹底調査しました
当時はこの事例以外は出てこなかったのですが
もっと調べてみるとオリジナル敬語があるかもしれませんね
ちなみに敬語の指針 によると関西弁の「~しはる」も方言敬語。
私のなかではお客さまに対して使ったらNGだという認識です
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