まず一つ目のお題。
トイレットペーパーを使用後にこのように三角折りにしますか?
サービス業にお勤めでトイレチェックが業務に入っている方は
非常に高い確率で折っていらっしゃるのではないでしょうか。
最近は公共のお手洗いでこのような光景がよく見られます。
切りっぱなしで置いておくよりも見た目は良いです。
ただ、マナーの観点から見ると微妙な行動かもしれません。
何といっても洗う前の手で折るのですから・・・ねぇ(笑)
もとは消防士さんが緊急出動時に迅速に行動するためのもの。
そこから「ファイアーホールド」という名前が付いているそうです。
帝国ホテルの清掃員が「清掃完了」の合図として使ったことから
日本国内のサービス業にも広まったと言われています。
ですので、清掃後には美しい三角折りをしておいてくださいね。
二つ目のお題はトイレの蓋について。
使用後に閉める派と開けておく派で意見が分かれるようです。
マナーの観点から見て正解はないような気もしますが
私の個人的な意見としては、原則閉める方が良いと思います。
次の方に新しい状態で渡すという考え方に基づいているからです。
ただ、よそのお宅へお邪魔したときは入ったときの状態に戻します。
各家庭にある暗黙のルールに従うのも一種のマナーですからね。
閉めるたほうが便座の暖房効率が上がる
閉めておけば流すときに水が飛び散らない。
公共の場ではあえて閉めない
ご参考までに、世間一般ではこのような意見もあるようです。
最後のお題はノックの回数。
お手洗いでノックをするときは何回が正しいのでしょうか。
正解は「コンコン」、2回です。
ふすま社会だった日本ではあまり一般的ではないようですが
(プロトコール)国際標準マナーでは場面によって回数が異なります。
2回 ⇒ お手洗い
3回 ⇒ 親しい相手
4回 ⇒ 礼儀が必要な相手
日本のビジネス社会では3回ノックが主流だと思います。
お手洗い用の2回ノックを他の場面で使わないようにしましょうね。