本日は言葉づかいのなかでも「ものは言いよう」という切り口から・・・
テーマ 「クッション使われますか?」
先日、とある飲食店でこの言葉をかけてもらいました。
こちらは一番シンプルなていねい語を使用した表現ですが
お客さまへの接遇表現としては今一つですよね。
では、「クッションをお使いになりますか?」はどうでしょうか。
尊敬語をつかうことで丁寧さがワンランクアップしました。
こちらは接客者がよくつかっている表現ですね。
では、お客さまを主語にしている表現を少し変えてみましょう。
「クッションをご用意いたしましょうか?」に婉曲話法を加えて
「よろしければ、クッションをご用意いたしましょうか?」とすると。
主語が接客者に代わり、受け取る側の印象が変わりませんか?
このように主語を変えることで接客者の主体性が伝わります。
お客さまが無意識にキャッチするメッセージに差がつくのです。
私たちが何気なくつかっている言葉。
上手につかうことでサービスの質を上げることができますよ。