飲食店では必ず訪れるラストオーダーの時間。
閉店の1時間前に設定している店舗が多いのではないでしょうか。
この時間になるとスタッフが各テーブルを回ってお声がけしますね。
「ラストオーダーのお時間ですが、追加のご注文はございませんか?」
とスタッフから言われたお客さまが取る行動と言えば・・・
1.メニューに手を伸ばす
2.お互いの顔を見合わせる
3.時計をちらっと見る
皆さんのお店で楽しい時間を過ごしてくださっているお客さまほど
時間が過ぎることの速さに驚いて「3」の行動を取ると思います。
このときによく起こる現象がこちら。
「あれ?まだ10分前やん!」という時間にお声がけをしていることです。
店舗のスタッフにとっては一種のルーティン作業。
ラストオーダーから閉店作業をダッシュで行って早く帰りたいわけです。
何を隠そう、若かりし日の私はそうでした。
なかなかの長時間労働をしているので1分1秒でも早く終わりたい・・・笑
ただし、お客さまの立場としてはちょっと残念ですね。
テーブルラウンドはラストオーダーの時間からスタートしましょう。
くれぐれも最後のお客さまをラストオーダーの時間に設定しないように。
そしてもう一つ、本来の閉店作業は閉店後に行うものだとお忘れなく。
全てのお客さまがお帰りになるまではやらない方が良いですが
バイトの人数が揃っている時間に進めておきたい気持ちも分かります。
そこで大切なのは下線を引いている部分が浸透しているかどうかです。
皆さんのお店では閉店作業が最優先になっていませんか?
ドタバタガシャーン!と好き放題に音を鳴らして片づけていませんか?
お客さまがいらっしゃる間は何を大切にすべきなのか。
店長や社員だけではなく、アルバイトにもしっかりと伝えておきましょう。
お迎え三歩、お見送り七歩。
お客さまの中での店舗の印象は最後の最後に決まると言えるでしょう。