こんにちは、接遇コンサルタントの磯貝和美です。
今にも雨が降り出しそうな大阪の空。
その分、夏のような暑さからはしばし解放されましたね。
スタッフさんの名札に「笑顔No.1」や「おもてなしNo.1」など。
名前の横に書いてあったり、シールが貼ってあるお店がたくさんありますね。
でも・・・ホンマかいな?と思ってしまう場面が多いのは私だけでしょうか。
先日、家族でとある施設に出掛けたときのお話。
土足厳禁のお店だったのですが、娘が寝ていたのでベビーカーのまま入りたかったのです。
スタッフさんが雑巾を持って飛んできて「タイヤを拭かせてもらっていいですか?」と。
もちろん「お願いします」と言いましたが、拭いているときの顔の怖いこと・・・
その彼女の名札には「笑顔No.1」の文字が・・・ホンマかいな?ですね。
そもそも何のために名札に「○○No.1」と書いているのでしょうか。
これはオーナーや店長からその意味をしっかり伝えていない結果の表れです。
「明日から○○No.1って名札に書くから考えといてな!」なーんて言ってませんか?
名札を始めとしたお客さまの目に触れるところに書くこと=「お客さまへの約束」です。
守れない約束はしちゃダメです、この行為はものすごく責任のあることなのです。
よそのお店でやってて良さそうだからうちでもやってみよう!と。
成功事例を取り入れることは良いと思いますが、背景も一緒に取り入れてくださいね。
とりあえずやってみた!感が出ているお店はお客さまに選ばれません。
この名札はほんの一例。
いろんな場面で「意味」を教わっていないスタッフが形だけを取り入れていませんか?
スタッフができていないことはオーナー、店長ができていないことです。
子は親の鏡、スタッフはオーナー&店長の鏡、そしてお店も同じくトップのあり方が表れます。
接遇とはお客さまにとって快適な空間を提供し続けること。
一つひとつの行動がお客さまにとってどんな「意味」があるのか考えてみてください。
お客さまから選ばれるお店になるために、あなたのお店に必要なことは何でしょうか?
決して難しいことではなく、シンプルな答えが隠れているかもしれませんよ。
大阪にある株式会社コンフォルトは「接遇力でお客さまから選ばれるお店づくりをお手伝いします!