こんにちは、接遇コンサルタントの磯貝和美です。
先日、ランチをしたパスタ屋さんでの出来事。
こちらはパスタとパン食べ放題がセットになったお店です。
このお店には何度か入ったことがありましたが
正直、よい印象よりは微妙な印象のほうが残っているぐらいでした。
でもパスタ&パン好きの私にとっては嬉しいサービスなので
この日もあまり期待せずに入りました。
案の定、入店からオーダーまではいつも通りの状態でしたが
ちょっと違ったのは運ばれてきたパンが焼きたてだったこと。
いつもランチタイムの終わりかけ(13時~13時半ごろ)にいくので
パンが温かくなかったり、この間は甘いパンばかり出てきました。
パスタと甘いパンって・・・と残念な気分で食べたものです。
今回はほとんどのパンが焼きたてだったのでラッキーでした。
ご機嫌で食べているところにパン担当のスタッフさんが来て
サッと腰を落として「食べたいパンはありますか?」と聞いてくれました。
この予想外の心配りに「嬉しい~~~!」と感動してしまいました。
もうたっぷり食べた後なのでお気持ちだけいただいておきましたが・・・
今までこんなこと言ってくれたスタッフさんはいませんでしたよ。
つまり、お店としてのスタンダードではなく個人の心配りということです。
客単価1000円前後のお店でこれをやってくれると嬉しさ倍増ですね。
どこのお店でもスタッフによってサービススキルの差はあります。
でも、ちょっとの工夫でスキルの差を埋めてサービスの底上げができます。
各スタッフがお客さまのためを想ってやっていること。
これを共有する場所を提供すること、朝礼やミーティングが最適です。
これらの気の利いたサービスがお店の決まり事だったとしても
サービスを受け取ったお客さまが「嬉しいな」と思う気持ちに変わりありません。
このようにお店のスタンダードのレベルを上げていくことが接遇力向上であり
お客さまからもスタッフからも選ばれるお店づくりなんですよね。
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