こんにちは、接遇コンサルタントの磯貝和美です。
年が明けてもう15日も経ったんですね。
西宮戎にいってから1週間なんて早すぎます…
さて、こちらの写真はパン屋さんの入口付近の様子です。
見慣れた光景ですが、少しだけ他のお店と違う部分がありますね。
はい、そうなんです。
こちらのお店はトレイが裏返しに置いてあるんです。
今までにたくさんのパン屋さんで買い物をしてきましたが
トレイは上向き、つまりパンを入れるほうが表を向いているところばかりでした。
取りやすさという観点で言えば上を向いているほうがいいですが
「清潔さ」という食品を扱うときの最重要項目から考えるとどうでしょうか。
私は裏向きに一票!お客さまの視点で考えられていると思います。
スタッフから出てきた意見なのか、店長の指示なのかは分かりませんが
この状態を見たお客さまは「考えてくれているな」と感じるはずです。
もちろん、一人ひとりのスタッフの気配り力があるほうが良いですが
全員が当たり前にできるために、お店のルールとして決めるのもよいです。
パン屋さんであれば、焼きあがったパンを陳列するときの扱い方や並べ方。
お客さまから受け取ったパンの扱い方、袋への入れ方もそうですね。
あと、意外と見られているのが使用済みトレイの拭き方です。
スピード重視でサラッと拭くだけになっていませんか?
そもそも、トレイを拭く布は清潔な状態を保っていますか?
ガシャンガシャンと乱雑な扱いになっていませんか?
このような小さな心配りの積み重ねが顧客満足につながります。
ぜひ、あなたのお店のなかもお客さまの視点で見直してみてくださいね。