ホテルで比較的お手頃価格のフルコースを頼んだとき。
前菜の野菜ディップと一緒に4種類のソースが出てきました。
写真のように4本のスプーンを置いてくれたのですが
「スプーンいる・・・?」と心のなかで突っ込んでしまいました(笑)
セッティングをしてくれたスタッフさんが立ち去ったあと
そっとスプーンをよけているところに支配人が通りがかりました。
私のグラスにお水を注ぎながら「スプーンいりませんよね」と。
苦笑いの支配人、理由を添えて指導して差し上げてくださいね。
彼なりに考えた結果のサービスであればそこは認めてください。
そして、理由を伝えるとともに好ましいサービスを教えましょう。
理由や考え方を伝えずに方法論だけを教えてしまうと
場面を変えて、かたちを変えて、同じようなことを繰り返します。
複数人で一緒に使うのであればスプーンは必須ですよね。
ただし、スプーンの種類と置き方には工夫がほしいところです。
お家の食卓ならこの置き方でも良いと思いますが
お客様は見栄えも含めた全てに対してお金を支払うわけです。
スプーン置きを使ったり、小さめのグラスに入れたり
ティースプーンの使いまわしではなく、別の種類にするなど。
少し工夫をするだけで印象はガラッと変わりますよね。
このように起こり得る状況と理由をしっかり伝えることで
本人の考える幅が広がり、次回のサービスにつながります。
ちなみに、おひとり様ならこのセッティングで十分ですよ。